北京市の「第11次五カ年計(jì)畫(huà)期」（2006～2010年）における重點(diǎn)特別計(jì)畫(huà)の一つとして、「水資源の保護(hù)及び利用計(jì)畫(huà)」がこのほど発表された。該計(jì)畫(huà)によると、北京市は2010年までに水不足問(wèn)題を基本的に緩和することができる見(jiàn)通しである。2010年の利用可能降水水資源量は26億?、南水北調(diào)（南部の水を北方に引くプロジェクト）による漢江引水量は10億?、これに利用可能再生水量6億?を合わせて利用可能総水資源量は42億?に達(dá)すると予測(cè)している。
計(jì)畫(huà)によると、2007年末に南水北調(diào)北京區(qū)間の工事の通水條件が整備され、2008年には河北省の4大貯水ダムから3億?の緊急引水が可能となり、2010年には北京への引水付帯工事が完成し、漢江から北京へ年間10億?の引水が可能となる予定である。北京市內(nèi)の付設(shè)工事建設(shè)が加速され、南水北調(diào)工事が竣工すれば、整備された都市給水ネットが完成することになる。
2010年の全市再生水利用量は農(nóng)業(yè)用水が3億?、工業(yè)用水が1.5億?、市政雑用水、河川湖沼環(huán)境用水が1.5億?の計(jì)6億?に達(dá)する見(jiàn)込みである。
人口増、都市化の加速及び節(jié)水レベルの向上などの諸要素を考慮すれば、2010年における家庭生活用水量は6.6億?、一人當(dāng)たり消費(fèi)量は110L／日に達(dá)すると予測(cè)される。第三次産業(yè)の比率が高くなるため、2010年の第三次産業(yè)用水量は8.2億?に達(dá)すると予測(cè)される。また産業(yè)構(gòu)造調(diào)整の継続、節(jié)水技術(shù)改造の推進(jìn)により、2010年の工業(yè)用水重複利用率は93%に向上するため、工業(yè)の年間用水量は7.0億?に抑えることができ、農(nóng)業(yè)用の新水量は10億?にまで減少させ、環(huán)境用水量は4～6億?にまで増加させることができる見(jiàn)込みである。
節(jié)水の勵(lì)行、再生水利用の拡大、産業(yè)構(gòu)造の最適化、成長(zhǎng)方式の転換、社會(huì)経済の持続的安定発展の継続という條件下における2010年の全市水需要量は42億?前後となり、基本的に利用可能水資源量とバランスを保つことができる見(jiàn)通しである。
「チャイナネット」2006/11/03
