西蔵(チベット)自治區(qū)人民政府新聞弁公室は13日に記者會(huì)見を開き、青蔵鉄道の開通から2カ月間に読者の関心が高かった4つの問題について回答した。
(3)乗客の生命の安全は保証できるのか。開通以來の2カ月余りで、すでに乗客の死亡事故が多數(shù)発生しているとのうわさがあるが。
▽西蔵自治區(qū)観光局の扎洛副局長(zhǎng)
青蔵鉄道での乗客死亡事故は、これまでに1件しか起きていない。この乗客は77歳の香港市民で、夫人と共に団體旅行で西蔵を訪れた。男性は7月28日、列車が拉薩(ラサ)に入ってから具合が悪くなり、風(fēng)邪による肺水腫と診斷され、同29日から31日まで西蔵軍區(qū)総病院に入院した。同31日午後、男性は體調(diào)が回復(fù)しないまま退院を強(qiáng)く要求し、8月1日午前に旅行団と共に拉薩発西寧行きN918列車に乗車した。午後1時(shí)32分、列車が那曲(ナチュ)駅を発った後で、乗客は深刻な高山病の癥狀を示した。安多(アムド)駅に到著し、ただちに病院に搬送されたが、緊急治療の甲斐なく、午後3時(shí)55分に死亡した。死因は高山病による心臓疾患だった。
西蔵に旅行する前に、高原での禁止事項(xiàng)を理解し、醫(yī)師の提案に従い、自分の健康狀態(tài)に正しく対処していただきたい。特に高原の自然環(huán)境と気候を十分に認(rèn)識(shí)、準(zhǔn)備し、また西蔵旅行にともなう健康についての知識(shí)を持っていただきたい。
「人民網(wǎng)日本語版」2006年9月14日