ぼたんの開(kāi)花期は4月ということは常識(shí)であったが、上海市の浦東ぼたん園では現(xiàn)在、開(kāi)花期コントロールの新技術(shù)が採(cǎi)用されたため、1萬(wàn)株余りのぼたんがすでに蕾みを膨らませており、春節(jié)前後に開(kāi)花の見(jiàn)込みで、春節(jié)のお祝い気分をさらに盛り上げることになるだろう。
ぼたんは中國(guó)で、「繁盛、吉祥」のシンボルと見(jiàn)られ、人々の間でたいへん喜ばれている。民間では、ぼたんをめぐる伝説もたくさんあり、そのうちの一つは、唐代の則天武后が、雪の日に酒宴に興じ、詩(shī)興が沸いて、天下の花よ、すぐに開(kāi)花してくれという內(nèi)容の詩(shī)をしたためた。天下の花は武后の威厳を恐れ、一斉に開(kāi)花したが、ぼたんだけは自分の風(fēng)格を守り、開(kāi)花を拒否した。そのため、ぼたんは武后によって當(dāng)時(shí)の都、長(zhǎng)安から洛陽(yáng)へと「左遷」されてしまった、という物語(yǔ)である。
実のところ、唐代以來(lái)、ぼたんの開(kāi)花期を春節(jié)にするように、數(shù)多くの模索がされてきたが、気候や技術(shù)の制約もあり、開(kāi)花期のコントロールが難しい、開(kāi)花率が低いなどの問(wèn)題がクリアできなかった。
この難問(wèn)は、現(xiàn)在の科學(xué)者、技術(shù)者によってクリアされた。北京林業(yè)大學(xué)の張文けん氏は、この技術(shù)の詳細(xì)を披露した。
ぼたんは春に落花してから、８月、９月までは発芽成長(zhǎng)期である。この段階が終わると、ぼたんの株を冷蔵庫(kù)に移し（冬の環(huán)境を人工的に作り出すため）、一定の期間が過(guò)ぎたあと、また溫室に移す （春の環(huán)境を作り出すため）。このプロセスを基本に、異なる品種の特徴に基づいて、それぞれ適切な溫度と濕度をコントロールし、春節(jié)に開(kāi)花させるのである。
開(kāi)花期がコントロールされたぼたんは、色は自然開(kāi)花のぼたんほどあざやかではないが、春節(jié)の期間は冬季であるため、低溫は開(kāi)花期間を大いに延ばすことになり、15－20日間の花見(jiàn)が楽しめるということである。
「チャイナネット」2005年1月25日
