第17回「世界エイズデー」を翌日に控えた11月30日、國務(wù)院エイズ予防治療事業(yè)委員會弁公室と國連エイズ中國テーマグループによる「2004年 中國エイズ予防治療共同評価報告」が発表された。同報告の主な內(nèi)容は次の通り。
▽依然として厳しい感染情況
2003年末時點のHIV推定感染者數(shù)は84萬人。一方、実際の感染報告數(shù)は2004年9月末までで累計8萬9千例(うちエイズ発癥は2萬數(shù)千例)。感染率は、特定の地域や人々の間で高い一方、全國的にはまだ低い情況が続いている。
▽感染に大きな地域差
今年9月までの感染報告數(shù)は、河南省で累計2萬例以上、雲(yún)南省で累計1萬例以上。一方、內(nèi)蒙古?寧夏?青海?西蔵(チベット)の4地區(qū)では100例以下。薬物使用?売春?売血の経験がある人々の感染率にも、比較的大きな地域差が認められた。
▽感染は引き続き増加傾向
今年の感染數(shù)は統(tǒng)計上、過去と比べ明らかに増加している。これは感染が実際に増加したほか、薬物使用?売血の経験者に対するスクリーニング検査活動が強化されたため、大量の感染者が発見されたことが原因だ。薬物使用?売春層や妊産婦の感染率も年々増加傾向にある。
▽最大の感染ルートは薬物使用
今年9月までの累計感染報告數(shù)のうち、薬物使用者が41.3%、売血歴のある人が31.1%、異性間性交渉による感染が7.9%、男性同性愛者が0.2%を占めている。
▽発癥率?死亡率ともに引き続き増加
今年1~6月のエイズ発癥報告數(shù)は、すでに昨年の年間報告數(shù)を上回る7801例に達しており、年間では昨年の2倍以上になる可能性がある。平均的なエイズ潛伏期間から見て、早期にHIV感染が広まった地域では、すでに大量の感染者が発癥期に入っていると考えられる。
▽ハイリスクグループから一般への感染が拡大
薬物使用者?売買春層などのハイリスクグループから、一般の人々への感染が広まる傾向にあり、母子感染の比率も年々上昇している。
▽女性の比率が上昇、母子感染の危険も増大
ここ數(shù)年來、女性の感染者が大幅に増加している。主な原因は、隠れた売春層の感染?発見數(shù)が増加したことと、河南省で売血経験のある人々へのモニタリングが強化され、女性感染者の報告數(shù)が高まったことだ。
同報告はまた、現(xiàn)在の感染形式と傾向から見て、將來中國がHIV感染の拡大を効果的に抑制できるかどうかは 、全國規(guī)模で効果的なHIV/エイズ予防活動を大々的に展開し、治療とケアを提供できるかどうかにかかっていると指摘している。
「人民網(wǎng)日本語版」2004年12月1日